公益財団法人 愛媛県視覚障害者協会
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第3回社会教養教室

「お香体験」歴史文化博物館と西予市の触文化めぐり

  • 日時 平成25年1月27日(日)
  • 参加者 47名

 午前中は、西予市の愛媛県歴史文化博物館で、お香体験、蓄音機鑑賞、土器について体験しながら研修しました。

 お香体験は、香木(こうぼく)という木から火を使わず暖めてにおいを体験するものでした。時間の関係ですでに温まったものを私たちの感度のいい嗅覚で、かぎ分けました。

 蓄音機鑑賞会では、実際に手に触れて、演奏に使われる針を触らせていただきました。蓄音機の側面にあるくるくると回すレバーがあり、電源はありません。レバーを止まるまで一杯に回します。すると演奏が始まりました。「青い山脈」です。リクエストで江利チエミさんの曲も流れました。初めて聴きましたが、昭和28年当時15歳のときに歌ったものだそうです。すごく上手に聴こえました。ただ、ボリュームがありませんでした。この蓄音機が、昭和30年代半ばまで使われたそうです。

 土器の研修では、実物の縄文式土器、弥生式土器、須恵器の違いを触察体験しました。縄文式と弥生式では、色の違いはないそうですが、模様や土器の焼く温度と時間などによって異なったそうです。

 午後は西予市の触文化めぐりとして宇都宮酒蔵見学と豆道楽見学を行いました。103年の歴史を持つ宇都宮酒蔵では、蔵の見学と酒の甘口と辛口の作り方の違いを学びました。また、豆道楽見学では、豆腐製造を学びました。豆腐屋さんというと、当然豆腐ですが、他に厚揚げ、がんもどき、おからもありました。さらに、投入、ドーナッツ、クッキーなども作っていました。

 本年度最後の社会教養教室でしたが、参加者のご満悦の声が多数聞かれました。

 なお、愛媛県歴史文化博物館の学芸員ブログ『研究室から』で紹介されています。